指導者は何のために、子どもに野球の指導をしているのか?
- k-attackers
- 2017年9月8日
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当然、指導する子どもたちには、野球がうまくなってもらいたい、というのが指導者に共通する思いですよね。 ひいてはチームを強くして試合に勝ち、大会で優勝したい、という思いもあるでしょう。 ところが、指導者が原因で、子どもが野球を嫌いになり、野球を辞めるようなことになれば、野球がうまくなってもらいたいという目的は達成できず、チームを強くしたいという目的や、大会で優勝するという目的も遠ざかることになります。 また、団員が辞めるということは団費も減少し、チームの財政にも影響が出ますし、団員の兄弟がいれば、兄弟も辞めることになるでしょう。 辞めた団員の学年では、どうして野球辞めたの? と話が広がり、その野球チームは敬遠され、入団する子も減ります。兄弟がいれば、兄弟の学年にまでその影響がおよび、入団する子はますます減るでしょう。 チームに対して、相当迷惑をかけることになります。
誰も得にならないどころか、大きなマイナスになることをどうしてやってしまうのか? 指導する側も、指導するということに不慣れであったり、指導経験が乏しい場合は、団員が辞めるまで指導内容に問題があるということに気付けないかもしれません。 もし、団員が辞めるなどの問題が発生した際は、自分の指導方法に問題がないのかを見直し、改善する努力をしなくてはいけません。 指導者は仕事の合間にボランティアでやっていることが多く、大変だと思いますが、野球嫌いになる子どもを一人でも発生させるような指導しかできない指導者は、例え指導者不足でチーム運営が困難になったとしても、その指導者はいない方が全体にとって有益であり、そのような指導者がいること自体マイナスなので、依頼されたとしても指導者を引き受けるべきではないし、依頼すべきでもありません。
指導者は何のために、子どもに野球の指導をしているのか? 少年野球のコーチとは子どもと一緒に笑って泣いて一緒に成長し失敗は素直に反省し次に活かす。「野球」に限らず「人」を教えて、自分も教わるものです。 中学で通用するための野球とか、上のレベルについて行ける練習とかは一部の上手な6年生だけで基本的には「野球っておもしろいな」「野球って楽しいな」で小学生のうちはいいんじゃないですかね。指導者は子どもたちから見れば当然指導者ですが指導者から見た子どもたちも我々の指導者なのです。 (*^^)vTA